熊谷市 肩こり・背中の張り...繰り返すのは何故でしょうか【姿勢矯正の注意点】 - 熊谷市「和鍼灸治療院」

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熊谷市 肩こり・背中の張り...繰り返すのは何故でしょうか【姿勢矯正の注意点】

2017年10月03日

肩こりや背中の張りは一般的によくみられる症状です。

多くの方がこの症状に悩み、多くの治療院、整体、マッサージ、リラクゼーション、鍼灸院、接骨院、などに通っています。

当院に来られる患者様にも多くおられます。

突然ですが、問題です。以下の写真の姿勢は「良い姿勢」でしょうか?

4DS 悪い巻き肩 t01800240_0180024013258081465.jpg

解説は後述します。

たまたま当院は自律神経症状を診る機会が多いのですが、多くの方に肩こりや背中の張り、首の痛みなどがあります。

これらの症状は延長線上に不定愁訴や自律神経症状とも縁が深いのです。

もっとも、そこまで多方面に悪影響が広がらずとも、多くの方が肩こりや背中の張りのため重苦しく気分が晴れない現状があります。

いままでの対処法を患者様に聞くと、ほとんどの方が「痛いところ」「凝っているところ」に『しか』治療をしていなかったと言われます。

これはおおむね他の治療院、整体、マッサージ、リラクゼーション、鍼灸院、接骨院、病院...etcに行って施術してもらっても同様のようです。


しかしこの対処法では繰り返すのは当然です。


なぜなら、コリや張りといった症状は、他の部分のテンションがそこに症状として現れたにすぎないからです。

コリやハリをもたらすテンションの原因は、手先の場合もあれば足の骨のバランスの場合もある。内臓の場合もあれば姿勢の場合もある。多くのパターンがあります。

それを『局所のコリやハリのみを悪者』にしてそこをなんとかしようとしても難しいのが現実です。


もちろん、それで一時的に楽になる場合もあるでしょう。しかし繰り返す場合、「原因はその局所自身には無い」と考えたほうがよいでしょう。

何度局所の血行を良くしようと、変わらないテンションがある限り繰り返す、ということです。

見落としているテンションを日常動作のなかから丁寧に探ることが、なかなか変わらない症状を変える手掛かりになるのです。

それは姿勢も含みます。ひとつ言いますと、世間の姿勢の常識は大きく間違っています。

姿勢自体に抜けない緊張が含まれているのが日本の姿勢教育・姿勢矯正の現状です。これをお伝えすると多くの方がびっくりします。


次の問題。「良い姿勢」はどれでしょうか?

4DS  姿勢三パターン 貼り付け用トリミング   32f1f8a5dc4b49d3cb77323fa09267b8.jpg


多くの方が真ん中や、右側の姿勢を選んだのではないでしょうか?

実は、真ん中や右側は「平背」です。胸椎の後弯カーブが失われており、様々な症状が現れます。

猫背を恐れて、逆に背筋を伸ばした平背の人が大量にいるのが現代の日本です(江戸時代までは体の使い方や着物などの関係上このような姿勢になりにくかったと考えられます)。

背骨は本来、以下の図のような「S字カーブ」があります。

4DS 背骨のカーブ t02200342_0225035012398698880.gif

先ほどの3人のうちの右の人のような反っている姿勢の人は肩こりや背中のはりや頭痛が出ることになります。

胸を張ったあげくバランスをとるために相対的に首が前に行きます。そして以下のような上部交差症候群になるわけです。

4DS カイロ引用 上部交差症候群 20161126163628957.jpg

先ほどの3人のなかでは左の方が一番良い姿勢です。しかし日本の方はこれを「猫背」だと思って忌み嫌っていませんか?

解剖学を勉強した人でも生身の人間をみると間違える人がほとんどです。

胸椎のカーブがあるからこそ頸椎のカーブもできることに注目を。

「ストレートネック」と病院の画像診断で言われたからといって、高い枕を買って頸だけなんとかしようとしてもなかなか上手くいかないわけです。

しかし実際には多くの方が間違えており、健康産業の業者にお金を払い続けることになっています。


なお、背中の緊張に関して言えば、姿勢の問題は大きいですが原因は無数にあります。

体重増加や外国人のようなプリッとしたお尻を真似して突き出して骨盤前傾になり背中全体が緊張している場合もあります。

日本人はもともと民族の歴史的に骨盤後傾しているのがデフォルトなので、ここでも無理がくるわけです。

足の緊張が抜けない場合もあります。手の場合もあります。顔の場合もあります。重心の癖の場合もあります。様々な理由がありますが、総じて自分の緊張に気が付かない場合がほとんどと言えます。

内臓の場合もあります。胃袋などの場合、負担を減らすため食を見直す必要がある場合もあります。

精神的に緊張しても背中は勝手に緊張します。体幹がガチガチになります。このような時に体幹トレーニングなどで体幹を固めると火に油を注ぐ結果になります。

いずれにせよ、誤った常識「背筋を伸ばしなさい!」(正常な胸椎のカーブを失うレベルに反らして背中を緊張させる)は悪化要因です。

「背筋を伸ばしてないから背中がはるのです」という言葉を真に受けてしまう人があとをたちません。

さらにひどいのは姿勢矯正と称するものにわざわざお金を払って正常な胸椎の後弯カーブを無くしてしまう場合も(結構多い。それで逆に病気になって治療院に来るわけです)。

胸を張って背筋を伸ばしてピッとしてみて、自分の身体で確かめてください。背中の緊張は増加しているでしょう?

自分の緊張増加のパターンを感じられないから、肩こりも背中のはりも無くならないのです。

大事なのは、ヒントとしては「力の要らないポジションにすること」「脱力」です。

胸を張る姿勢はそれだけで交感神経緊張(自律神経が緊張モードになっている。すなわち「緩む」「リラックス」の反対です)のポーズです。

動物を思い出してください。戦うとき、緊張しているときに胸を張り背筋を伸ばすという行動が多いことに気が付きます。

4DS 交感神経 ゴリラ.jpg

こちらの猫もリラックスモードとは違いますね(笑)

4DS 副交感神経ではない 猫.jpg

企業戦士も至る所で胸を張り背筋を伸ばすことが奨励される日本。

パリッと緊張した姿勢を示すことで周囲に「やる気がある」ことを示し続けなければいけない場合は注意が必要です。

仕事をしていないときも解除しなければ緊張しっぱなしで病気の元になります。

4DS 交感神経 企業戦士.jpg

姿勢と緊張モード/リラックスモードには深い関係があるわけです。

繰り返しますが前述したように、肩こりや背中の張りにおいてはそれぞれ人の緊張のパターンは無数にあることはおさえてください。

ただ緊張の強い姿勢はいずれにせよ悪化要因になるため、症状を繰り返しているなら見直しが必要な部分といえます。


(当院に来られた方には個人個人に合わせた具体的なアドバイスをしています。)

一番最初の問題に関しては、もう「良くない姿勢」だとわかっていただけたのではないでしょうか。

よいS字カーブが失われた「平背」です。胸をはり、背中の緊張が抜けない姿勢です。

後頭部が伸ばされ首肩周辺の血流も悪化します。

こうなると様々な症状が将来的に起こることが予測できます。


世の中の姿勢の常識に影響されてしまって身体を壊している人があとを絶ちません。

肩こりや背中の張りが、姿勢に関する固定概念に原因がある場合も多いのです。

姿勢や力の抜き方などを見直すことで改善スピードが変わってきます。


今日も初診の方の背中の張りや首肩の痛みを、局所を触らずとも楽にすることができました。全体のバランスの問題だからです。

緊張が抜けないので、姿勢のアドバイスもさせていただきました。

動物や、子供のような緊張が抜けた姿勢を思い出していただきたいです。


4DS 副交感神経 サル.jpg


多くの方がご自身の辛さをきっかけとして日常生活を見直す気づきになれば...と願って施術をしています。


ご参考となれば幸いです。

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